2023年02月26日

修繕はオーナーの義務?マンションの雨漏りの原因と対策をご紹介!

修繕はオーナーの義務?マンションの雨漏りの原因と対策をご紹介!

マンションの雨漏りは状況によって異なるものの、ほとんどの場合はオーナーに修繕義務があります。建物の劣化を食い止めるために、早い段階で処置することが大切です。また、費用は約数万円〜数十万円と高額であるため、雨漏りを事前に防ぐ対策が求められます。

そこで今回は、マンションの雨漏りの主な原因と対策についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

マンションの雨漏りの原因

それでは、マンションにおける雨漏りの原因を見ていきましょう。とくに雨漏りが起きやすいのは、築20年を経過したマンションです。大きな原因には、老朽化が挙げられます。

ベランダ・屋上の雨漏り

ベランダや屋上からの雨漏りは、防水層の劣化によって起こります。共通して、天候や湿気の影響を直接受ける場所です。床の表面を保護する膜にヒビが入ってしまい、雨の侵入経路となります。

また、排水溝や配管の詰まりで水捌けが悪くなると、防水層の劣化につながります。悪影響の連鎖を生むため、複数の箇所のメンテナンスが必要です。

外壁からの雨漏り

外壁からの雨漏りについては、コーキング材の劣化が原因のひとつです。コーキング材は、外壁同士の機密性を保ったり、防水性を高めたりするために使用します。しかし、紫外線などの影響によって徐々に弾力性がなくなり、ヒビ割れや破断を引き起こすのです。また窓サッシとの隙間も、雨の侵入経路になります。

そして外壁からの雨漏りで問題なのは、異変に気づきにくい点です。たとえば天井であれば、水滴からすぐに発見できます。一方で外壁の場合は雨が壁を伝うため、部屋の内側で染みを発見する頃には、かなり進行した後である可能性が高いのです。そのため、定期的に点検を行いましょう。

雨漏りを放置する危険性

ここでは、雨漏りを放置する危険性についてご説明します。以下の項目を見れば、被害が大きくなってしまう前に対処する重要性が、一目瞭然でしょう。

湿気によるカビ、ダニの発生

雨漏りによる湿気によって、カビが繁殖しやすくなります。そしてカビはダニの餌であるため、同時にダニの発生も懸念されるのです。カビやダニは、アレルギーなどの健康被害をもたらす厄介な存在といえます。

シロアリの発生

湿気によって木材腐朽菌が発生すると、木材が次々と腐っていきます。そうなると、木材を好むシロアリが住みつき、壁や柱を食べ尽くす事態へと発展してしまうのです。一軒家が被害を受けるイメージが強いかもしれませんが、マンションでも起こる可能性があります。

雨漏りの対処法

雨漏りを見つけたら、どのように対処すればよいのでしょうか。まずは、被害が広がらないようにすることが先決です。ビニールシートや防水シートで雨漏りしている箇所を覆ったり、バケツで水滴を受け止めたりして、応急処置を施します。

次に業者による調査を受けましょう。雨漏りしている箇所の写真などを用意しておくと、作業がスムーズです。原因を突き止められれば、雨漏りが借主の不注意によるものなのか、建物に不備があったのかの判断がつきます。その際に雨漏りの修繕費を負担すると決まったら、契約している火災保険などの内容を確認してみてください。 最後に、修繕費の見積もりやスケジュールについて業者と打ち合わせを行い、工事が終了すれば完了です。

雨漏りの対策

なにより大切なのは、雨漏りを事前に防ぐことです。ここからは対策をご紹介します。

防水工事を行う

マンションの防水工事は最初だけではなく、定期的にメンテナンスや再工事が必要です。目安としては、防水工事から10年が耐用年数となります。適切なメンテナンスを行うことで、防水層の寿命を長くできるでしょう。

借主への呼びかけ

借主との間で、雨漏りに備えたルールを設定しておくと安心です。部屋の使い方の見直し、異常発見時の速やかな報告を呼びかけておくことが、後の被害を最小限にします。

まとめ

今回は、マンションの雨漏りの原因や対策について解説しました。屋上や外壁などの劣化箇所が、雨の進入経路となります。これを防ぐために、防水工事や定期的なメンテナンスを行うことが大切です。ぜひとも今回の記事を参考に、マンション管理の見直しを行ってみてください。

「株式会社NumberSecond」では、防水工事や雨漏り調査を含め、リフォームやリノベーション工事を承っております。スピーディーで正確なご案内ができるよう努めておりますので、ご興味をおもちいただけましたら、お気軽にご相談ください。