2023年02月26日

マンションオーナーにおすすめの火災保険とは？付け加えられる特約も

賃貸経営には、あらゆるリスクが存在します。火災保険は、賃貸経営を行ううえで加入をすすめられる保険です。具体的にどのようなリスクに対してどんな補償があるのか、事前に知っておきましょう。こちらの記事では、賃貸経営で起こるあらゆるリスクに備えた、おすすめの補償や特約をご紹介します。

マンションオーナーが抱える3つのリスク

火災保険へ加入するべき理由となる、マンションオーナーが抱えるリスクは主に3つあります。

物的リスクとは、建物そのものが受ける損害を指します。火災のほか、台風による窓ガラスの破損、大雨による雨漏り・床下浸水などです。また地震による建物の破損や凍結による水道管の破損なども、物的リスクに当てはまります。

賠償リスクとは、建物の破損が原因で、入居者や通行人に被害を与えてしまった場合の損害を指します。この場合の建物の破損とは、自然災害的なものではなく、管理不足による手すりの破損や外壁の剥がれなどです。それにより、入居者や通行人に被害が発生した場合、オーナーはその損害を賠償しなければいけません。

経済的リスクとは、火災や自然災害などにより発生した大規模な建物破損の修理期間に、家賃収入が途絶えてしまうといったことが当てはまります。火災や自然災害で起こる建物の損害は火災保険で補償されますが、修理期間中にマンションオーナーは家賃収入が得られないというリスクが避けられません。

経済的リスクに関しては、一部の保険会社で特約として付け加えられる補償があるため、事前に確認しておくことが大切です。

火災保険にはさまざまなプランがあります。多くの保険に共通する補償のほか、プランなどにより追加できる補償もありますよ。

火災・落雷・破裂・爆発の4つについては、一部の保険会社を除いて、必須付帯となっている補償です。火災・落雷は文字通り、それらの被害により発生した損害に対する補償となります。破裂・爆発については、ガス爆発などでベランダや外壁に損害が発生した場合の補償です。

前項の4つの補償に加え、保険プランなどにより加えられる保証があります。風災・雹（ひょう）災・雪災のほか、水災や水ぬれ、衝突・騒擾（そうじょう）・盗難、破損・汚損などです。

賠償リスクや経済的リスクなど、建物の損害以外に当たるオーナーならではのリスクについては、特約として補償を加えられます。おすすめの特約は、以下のとおりです。

建物管理賠償責任特約は、オーナーが賠償責任を背負わなければいけなくなった場合に支払われる補償です。管理不足が原因で起こった建物の破損で対人事故が発生した場合や、対物事故が発生した場合も支払いが行われます。

家賃補償特約は、火災などにより家賃収入が途絶えてしまった場合に支払われる補償です。契約時に定められた一定期間の家賃収入が補償されます。

家主費用特約は、物件内で入居者が死亡した際にかかる、原状回復のための清掃・遺品整理費用などに対して支払われる補償です。入居者死亡による空室期間の家賃収入の損失に対しても、補償されます。

自然災害による建物の破損や、対人・対物への賠償、家賃収入の損失など、賃貸経営にはリスクがつきものです。突然の出費に備えるためにも、保険内容を十分確認したうえで最適な補償を選択し、特約の追加を行ってください。

「株式会社NumberSecond」では、火災保険の代理申請を含めた、雨漏り修理などを行っております。調査から火災保険代理申請、修理完了まで一貫してご依頼を受け付けているため、お客さまの負担も少なく対応可能です。お気軽にご連絡ください。