2023年02月26日

火災保険の相場とは?戸建てとマンションで大きく違う理由を解説

火災保険の相場とは?戸建てとマンションで大きく違う理由を解説

火災保険は、安心して住宅に住むために欠かせないものです。しかし、どのくらいの保険料なのか、はっきりしない部分があるでしょう。

火災保険に入るときの相場は、条件によって異なっています。戸建てで地震保険を付けた場合は90,000~110,000円程度、マンションで地震保険を付けた場合は年間15,000~20,000円程度です。

金額だけ見ると戸建ての方が高くなっていますが、それには理由があります。今回は火災保険の相場についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

火災保険の相場について

火災保険の相場は「純保険料」と呼ばれる過去の事故発生頻度や損害額などのデータをもとにして決められるものと、「付加保険料」という保険会社を運営するために必要な人件費や広告費などから構成されています。

さらに細かい条件として、建物の構造や延べ床面積、建物が立地するエリア、加入する方がどのくらいの補償範囲や特約を付けるのかによって決まっているのです。割引として、耐震性能が考慮されることもあります。

火災保険でどこまでの補償を希望するかによって相場は異なる

さまざまな項目により火災保険料が決まりますが、加入する側からすると、決め手となるのはどのような補償を付けるかと言えます。

補償が広くカバーされていれば、火災保険料が高額になるのは当然です。逆に補償が最低限度であれば、火災保険料そのものを低く抑えられます。

戸建てよりもマンションの相場の比較 

戸建てとマンションの火災保険の相場は、大きく違っています。戸建ての場合は家全体を補償するような形になるので、相場はマンションよりも高めです。一方でマンションの場合は、個人で火災保険に加入するのは専用部分のみであり、盗難や物体の落下、飛来のリスクが低いため保険料が安くなります。

ただし、マンションの場合は、水漏れの補償は付けておいた方がいいでしょう。自分の部屋が損害を受けることもありますし、他の部屋への損害を与える可能性もあるからです。一般的に、築年数が長く古いマンションの方が、水漏れ事故が発生しやすいと言われます。

補償の対象となっている建物とは?

火災保険の補償対象は、建物と家財に分かれています。どこまでが補償内容に含まれているかは加入する保険会社によって違いがあるので、加入前にチェックするようにしましょう。

建物に該当するのは、戸建ての場合、建物全体はもちろんです。さらに、門や塀、倉庫などについては保険商品で異なっているため、保険に加入する際に補償に入れるかどうかを迷う部分です。当然、補償されれば保険料が高くなってしまいます。築年数によって、その都度見直す方もいますよ。

マンションの場合、建物は専有部分のことを指します。管理規約に記載してありますが、多くは「天井、床及び壁は、躯体部分を除く部分」と定められているのが一般的です。この場合に言えることは、専用部分にあたるのは天井や壁はクロスからであり、床は床材から内側だけとなります。

家財について

火災保険で家財とされているのは、引っ越すときに運び出すようなものです。タンスやベッドなどの家具や衣類、電化製品、本などがこれにあたります。

これらの家財が火災により焼失してしまった場合、すべてをそろえるのはかなりの費用がかかってしまいます。そのため、家財を対象とした火災保険を契約しておくと、いざというときに補償されるので安心です。

しかし、家財に含まれないものもあります。現金や有価証券、動植物、自動車、データ、貴金属や骨とう品などは家財に含まれません。

まとめ

火災保険の相場は、建物の内容(戸建てかマンション)やエリア、補償内容によってかなり違ってくることが分かりました。保険料を抑えたいのであれば、最低限度の補償内容にすればいいのですが、もしものときに補償額が足りない可能性もあります。

「株式会社NumberSecond」は主に東京・神奈川でリノベーションやリフォームを行っている会社です。工事実績が多数あり、工事内容によっては各種保険を上手に利用できる工事も手がけております。ご予算や希望するデザインに合わせて最適な提案をしていくので、ぜひお問い合わせください。