2023年02月26日

マンションでのキッチンの蛇口交換について!費用はどれくらい?場所ごとに解説

マンションでのキッチンの蛇口交換について!費用はどれくらい?場所ごとに解説

古くなってきたり、ダメージや汚れが蓄積してきたりした蛇口は、交換することが可能です。最近では、浄水器を内蔵したものやセンサーの付いているものなど、多機能なものが多く登場しています。蛇口の交換というと、多くの人にとって身近ではないため、交換できること自体知らなかった方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、マンションにおけるキッチンの蛇口交換について解説していきますので、参考にしてみてください。

マンションで蛇口の交換はしていいの?

マンションでの蛇口交換は、分譲マンションか賃貸マンションかによって変わります。分譲マンションは自分に所有権があるため、水道業者や修理業者へすぐに連絡することが可能です。自己都合の場合もトラブルの場合も、基本的には交換費用を自分が負担することとなります。

一方、賃貸マンションの所有権を持つのは大家さんです。そのため、業者への連絡の前に、大家さんや管理会社へ連絡する必要があります。契約書にも内容が書いてある場合もあるため、よく確認しておきましょう。

また、費用に関してですが、機能や使い勝手を求めた自分の都合で交換する場合と、蛇口が原因で起こったトラブルの場合とで負担の責任が変わります。詳しくは下記にて解説していきますので、確認してみましょう。

自己都合での交換の場合

機能や使い勝手を求めた蛇口の交換の場合、費用は自己負担となります。賃貸物件の際の備品は、大家さんに交換の責任があるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、大家さんや管理会社に責任が生じるのは、蛇口にトラブルが起こった場合のみです。そのため、現状の蛇口にとくに問題が起こっていない場合は、自己負担での変更となります。

ただし、あまりにもサビや汚れがひどい場合は、機能に問題がなくても交換してくれる可能性もあるため、事前に確認するのがおすすめです。また、交換した後の蛇口の対応についても、確認をしておくと安心できます。

トラブルが発生した場合

水が漏れている、水の勢いが弱いなど蛇口にトラブルが発生した場合、管理会社や大家さんに蛇口を交換してもらえることがあります。ただし、勝手に業者へ連絡してはいけません。トラブルが発生した場合は、まず一番先に管理会社や大家さんへ連絡するようにしましょう。また、契約内容によっては購入者の負担になることもあるので、契約書の確認を忘れずに行ってください。

キッチンの蛇口の交換にかかる費用

蛇口の交換にかかる費用は、蛇口代と交換の際の工賃です。そのため、交換する蛇口の金額によって変わります。基本的に、蛇口本体は1万円から3万円ほどの金額が相場です。高いものだと10万円近いものもありますが、そのぶん機能性がとても高くなっています。

工賃については、自分で行う場合と業者へ依頼する場合で変わります。自分で行う場合は、もちろん工賃はかかりません。業者に依頼した場合は、1万円から2万円ほどの費用が相場です。

蛇口の交換は自分でやるべき?それとも業者に依頼するべき?

結論からいうと、業者へ依頼することをおすすめします。

自分で行う場合、工賃を浮かせられるため、安く蛇口交換を済ませることが可能です。しかし、すでに何度も蛇口交換を行ったことがある場合は別ですが、事前の知識や道具の準備がない状態で進めてしまうと、失敗してしまうリスクもあります。水回りのトラブルのため、キッチンが水浸しになってしまうといった危険性もあるので、注意が必要です。

また、道具をそろえる必要があり、費用がかかってしまいます。作業リスクや費用を踏まえたうえでも、業者へ依頼するのがおすすめです。

自分で蛇口を交換する際の手順

基本的に、蛇口の交換は業者へ依頼することをおすすめしますが、どうしても自分で交換したい方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここでは、蛇口を自分で交換する際の手順について簡単に解説していきます。蛇口のタイプによって変わりますが、ここで紹介するのは壁付き単水栓の場合の交換手順です。

  • バルブを回し、元栓を閉める。
  • ハンドルを捻り、蛇口の中に残っている水をすべて出す。
  • モンキーレンチを使いながら、単水栓を取り外す。
  • 水栓の根元にシールテープを巻き、給水管に取り付ける。
  • 水を出してみて、漏れていなければ完了。

上記のようなやり方で、蛇口の交換を行うことが可能です。今回は、もっとも交換の簡単な壁付き単水栓の交換方法について記載しました。蛇口の種類によって手順や必要な道具も変わるため、やり方を確認しておくとよいでしょう。

蛇口の破損原因について

ここまで、蛇口交換の費用や手順について解説してきました。ここからは、蛇口の破損が起こる原因やその部分の修理費用などについて、具体的にお伝えしていきます。

ゴムパッキンの破損

水漏れの原因としてよくあるものがゴムパッキンの破損です。ゴムパッキンとは、配管や機材の隙間を埋めるために使用されるゴムの部材を指します。このゴムパッキンは消耗品のため、長期間使用していると劣化してしまうのです。

ゴムパッキンの破損が原因の場合は、ゴムパッキンを交換するだけで修理が完了するため、費用はあまりかかりません。蛇口の交換など事後対応も必要がないため、簡単に対応することが可能です。

ゴムパッキンの交換を業者に対応してもらう際には、5,000円程度の費用がかかります。内訳は、パッキン代として約1,000円、工賃が約3,000円、出張費用が約3,000円です。

カートリッジの破損

キッチンの蛇口は料理に使用することもあり、浄水機能付きのカートリッジ式蛇口を導入しているケースが多いです。最近では蛇口に別途取り付けられ、簡単に交換できる浄水器が登場していますが、築年数の古いマンションだと蛇口と一体化している製品もあります。そういった場合は簡単に交換できないため、年月と共にカートリッジや蛇口に不具合が生じている場合もあるのです。

こういった症状が発生したときは、蛇口本体の交換とカートリッジの交換という2種類の対応が考えられます。カートリッジ交換の方が、費用的に安く済ませることが可能です。しかし、蛇口本体の劣化の危険性を考えると、蛇口自体を交換した方が長い目で見ると安く済むでしょう。カートリッジのみの交換となると、おおよそ8,000円で対応が可能です。

蛇口

ゴムパッキンやカートリッジの修理でも水漏れが改善しない場合は、蛇口本体に不具合があると考えてよいでしょう。一般的に蛇口の寿命は15年程度のため、それ以上使用している場合は蛇口本体の交換が必要です。

業者に対してどのような蛇口を探しているかを伝えると、条件に適した蛇口を探し、見積もりを出してくれます。15年以上使用していた場合、現状の蛇口に比べて高機能の蛇口が登場しているため、せっかくの機会だとポジティブに捉えて新しい蛇口の検討を進めてみましょう。

蛇口交換業者選びのポイント

最後に、蛇口交換で業者を選ぶ際に注意するポイントについて解説していきます。

見積もりの価格

業者を選ぶ際には、見積もりの価格に注意しましょう。安い業者を選びたくなりますが、あまりにも安い金額を提示された場合には注意が必要です。本来必要な作業をされなかったり、追加作業をすると相場以上の金額になったりする可能性があります。作業内容と費用の詳細について確認しておくことで、トラブルを回避することが可能です。

クチコミ

業者を選ぶ際には、クチコミを参考にするのも手です。実際に依頼した人たちの意見を見られるため、業者のイメージを掴みやすくなります。ただし、クチコミは自由に書き込めるため、クチコミだけの意見で業者を選ぶのはやめましょう。実際に見積もりまで対応してもらい、サービス内容や対応のよさと合わせて選ぶことをおすすめします。

まとめ

キッチンの蛇口交換は身近でないため、どのような流れで進んでいくのかイメージしづらい方もいらっしゃるでしょう。もし仮にトラブルが起こった場合、まず先に管理会社や大谷さんに連絡してください。その後の対応については蛇口の種類などによって異なってくるため、事前に自宅の蛇口について確認しておくとよいでしょう。

私たち「株式会社NumberSecond」では、港区・青山の水回りのトラブルに対応させていただきます。そのほか、リフォームなど住まいに関する幅広いお悩みに対応させていただきます。何かお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。