2023年02月26日

低予算で効果的なプチリフォームをするならキッチンの照明を交換しましょう

低予算で効果的なプチリフォームをするならキッチンの照明を交換しましょう

空室があるものの、大規模なリフォームをするほどの予算はないという悩みをもつマンションオーナーも多いでしょう。リフォームをすれば、建て替えが不可能な物件でも建て替えることなく、価値や魅力を高めることが可能です。

そこで、少ない予算でも物件の価値や魅力を高められる、効果的な「プチリフォーム」のコツを紹介します。中でも、低予算で効果的なプチリフォームの代表である、キッチンの照明の交換を中心に解説しますので、参考にしてみてください。

低予算でマンションのイメージアップをするリフォームのコツ

まだリフォームするほどではない、または予算に余裕がない場合は、低予算でマンションの部屋をイメージアップできるプチリフォームがおすすめです。少ない予算でも、リフォームする場所によっては部屋の印象をがらりと変えて、イメージアップできます。

たとえば、壁のクロスの張り替えです。面積が広い壁のクロスを変えることで、部屋の印象はずいぶん変わります。アクセントクロスを採用してビビッドなカラーを取り入れると、入居者募集サイトの画像も目を引くものになるでしょう。

また、収納が多いマンションも人気です。壁に造作棚を付けるだけなら低予算ででき、見せる収納でおしゃれになります。

そして、おすすめなのが照明の変更です。電球の色を変えるだけでも、印象はかなり変わります。さらに、キッチンは女性を中心にこだわりのある人が多いので、キッチンの照明にこだわってリフォームすれば、低予算でも大きな効果が期待できるでしょう。

キッチン照明選びのポイントとは?

ここからは、低予算で効果が大きいプチリフォームの代表であるキッチン照明についてお話していきます。まずは、キッチン照明の選び方のポイント5点から見ていきましょう。

十分な明るさを確保できるもの

リビングやベッドルームなどは、間接照明を多用してくつろげる空間を演出するのもいいですが、キッチンの照明はしっかり明るさを確保することが最重要です。キッチンは毎日調理作業を行う場所なので、おしゃれさやムードを優先してしまうと、使い勝手が悪くなってしまいます。

手元をしっかり照らすもの

明るさはもちろん、とくに手元をしっかり照らす照明だと調理しやすいです。十分な明るさはあるものの、前かがみになって調理するときに、案外手元が陰になって作業しにくい場合もあります。シンクの上や吊り戸棚の下、調理カウンターの上などに照明を設ければ、手元に影ができるのを防ぐことが可能です。

照明の色

温かみのあるオレンジ色の照明も人気ですが、キッチンの照明は昼白色などの白色の光をおすすめします。オレンジ色の光では、食材の色を正確に反映できないからです。リビング・ダイニングとの統一感を考えてオレンジ色の照明にする場合は、手元を照らす照明だけ白色にするのもいいでしょう。

掃除のしやすさ

家族が口に入れるものを作るのがキッチンなので、入居者はキッチンをいつでも綺麗にしておきたいと考えるものです。デザイン性の高いものはおしゃれではありますが、日々の手入れを考えると、キッチンには向かないものもあるでしょう。

インテリアとの相性

おしゃれさよりも実用性重視のキッチン照明ですが、やはり部屋全体のインテリアとの統一感は大切です。照明には、天井に埋め込んで目立たないものと、天井から吊り下げられて目につくものとがあります。それらをうまく組み合わせれば、実用性もあり、おしゃれなキッチン照明になるでしょう。

キッチン照明の種類

次に、キッチンに使える照明の種類を紹介します。一口に照明といっても、実はさまざまな種類があり、それぞれに特徴も異なるのです。

ダウンライト

天井に埋め込まれた照明がダウンライトです。小型の円形のものが多く、照らす範囲はシーリングライトより狭くなります。

ダウンライトは光源が目立たず、天井をフラットに見せることが可能です。シンプルですっきり見せられます。ただし、部分的にしか照らせない照明なので、複数個を設置しなければ明るさは確保できません。目立たないので、他の種類の照明と組み合わせて使用するといいでしょう。

シーリングライト

吊り下げるのではなく、天井に直接取り付ける照明がシーリングライトです。

ダウンライトのように埋め込んではいないものの、天井と一体化するので、圧迫感なくすっきりします。高い位置から、部屋全体を照らすことが可能です。部屋全体は明るくできるものの、手元の影を防げないので、手元を照らせる照明と組み合わせることをおすすめします。

スポットライト

部屋全体を照らすシーリングライトやダウンライトとは異なり、狭い範囲をしっかり照らし、光の向きを自由に変えられるのがスポットライトです。

局所的に強い光を当てるタイプの照明なので、アクセント的な役割で使用されることが多く、おしゃれな印象を与えられます。天井に「ダクトレール」というレールを設置すれば、複数のスポットライトを並べることも可能です。ただし、ほこりが溜まりやすいので、定期的に清掃する必要があります。

ペンダントライト

天井からコードで吊り下げるタイプの照明が、ペンダントライトです。デザインが豊富で、インテリアのアクセントになります。テーブルや作業台などを部分的に照らすものの、ペンダントライトだけでは手元の明るさが足りない場合もあるので、注意が必要です。

キッチンライト

キッチンの形状に合わせて付けられる細長いライトが、キッチンライトです。

吊り戸棚の下やシンクの上などに付けられている場合が多く、手元を照らすのに適しています。かつてはむき出しの蛍光灯が多かったものの、最近ではスタイリッシュなものもたくさん販売されているのが特徴です。センサー付きのキッチンライトにすれば、手が汚れていたり濡れていたりする作業中も快適でしょう。

キッチンのタイプ別の照明選び

照明と同様に、キッチンもまたさまざまなタイプがあり、必要な照明の種類が異なります。そこでここからは、キッチンのタイプ別の照明選びについて見ていきましょう。

壁付きキッチン

壁に面して設えられた壁付きキッチンは、部屋全体を照らす照明に背を向ける体勢になるため、どうしても手元が暗くなりがちです。昼間は窓からの光で明るかったとしても、手元用の照明は必ず付けましょう。LEDの蛍光灯なら、寿命も長く明るいのでおすすめです。天井にダウンライトを下げれば、キッチン全体の明るさも確保できます。

対面キッチン

いま最も人気なのが、リビング・ダイニングと向かい合う向きで設えられる対面キッチンです。リビング・ダイニングとキッチンが一体化しているので、メインの照明とは別にキッチンの手元用の照明があればいいでしょう。

ただし、キッチンの一部を吊り戸棚やコンロ前の壁などで区切ったセミオープンタイプの対面キッチンの場合、シーリングライトを設置しないと暗い場合があります。

アイランドキッチン

キッチンが1つの島のように独立し、どこも壁に接していないキッチンがアイランドキッチンです。デザイン性の高さが人気の理由として挙げられます。リビング・ダイニングのメインの照明を利用できるので、手元用にダウンライトやスポットライトを設置して、キッチンをおしゃれに演出することが可能です。

照明のプチリフォームに失敗しないコツとは?

照明器具を取り換えるくらいなら、オーナー自らDIYすればよさそうに感じるかもしれません。ところが実際は、うまくキッチン全体や手元が照らせるかどうかを、素人が事前に予測するのは大変難しいものです。

リフォーム会社に依頼すれば、リフォームのプロが綿密に計算したうえで照明計画を図面化してくれます。希望や予算をしっかり伝えながら、リフォーム業者のアドバイスも聞いて打ち合わせを進めていきましょう。

まとめ

限られた予算でマンションの魅力や価値を高められる、効果的なリフォームをお考えのオーナーの方は、キッチンの照明の交換を考えてみてはいかがでしょうか。

マンションを借りる際に、キッチンにこだわる人は多くいます。また、キッチンは多くの物件でリビング・ダイニングと同じ空間に設けられているので、キッチンの照明を替えることで部屋全体のイメージアップにもつながるのです。リフォーム業者と相談しながら、物件の魅力や価値が高められるようなキッチン照明の交換を実現させましょう。

港区・南青山にある「株式会社NumberSecond」では、住まいのリフォーム・リノベーション、各種工事を承っております。都内のタワーマンション、分譲マンションの工事実績も豊富です。再建築不可物件でも、物件の魅力や価値を高める効果的なリフォームを得意としております。キッチンの照明の交換も、お気軽にお問い合わせください。