2023年02月26日

マンションのキッチンをリフォームしたい方へ!そのポイントや注意点をご紹介

sample

マンションに住んでいて、キッチンのリフォームをしたい方もいるでしょう。その場合は、レイアウトの選び方や施工時のポイント、注意点を考慮することで、理想のキッチンをトラブルなく完成させられます。

今回は、マンションのキッチンを作り替えたい方のために、その要点をまとめました。これを読めば、理想のキッチンに仕上げるヒントがわかります。

マンションのキッチンリフォームにおけるレイアウトの選び方

マンションのキッチンには、さまざまなレイアウトがあります。置き方として壁つけ式と対面式、形式としてI型やL型などに分かれる形です。レイアウトの決め方として、以下を見ていきましょう。

壁つけ式と対面式から選ぶ

まずはキッチンの置き方です。以下の2通りがあります。

  • 壁つけ式
  • 対面式

たとえば、壁つけ式は正面が壁についている状態で、無駄なスペースを残さないで設けられます。ダイニングやリビングの広さを確保するなら、こちらがおすすめです。

一方で対面式は、ダイニングやリビングと向き合う形になるため、カウンター式といってもよいでしょう。家事をしながら、家族や同居者とコミュニケーションを取りたい場合におすすめです。

家事をする方によって、理想のキッチンの置き方は変わります。理想の住環境に合わせて、設置方法を考えましょう。

キッチンの形式で選ぶ

キッチンには、以下の4つの形式があります。

  • I型
  • L型
  • ペニンシュラ型
  • アイランド型

このうち、ペニンシュラ型とアイランド型は、対面式でしか採用できません。

たとえば、I型は調理スペースだけでなく、シンク、コンロが横一線に並んだ状態です。壁つけ式としては、スタンダードとされます。クセのないタイプを選ぶなら、I型がよいでしょう。

L型はL字型キッチンです。スペースを二手に分けているため、複数人での料理に役立ちます。部屋の角を使うことから、家事動線も効率的にまとめやすいでしょう。

ペニンシュラ型は、キッチンの片方が壁につき、一部が突き出た状態です。片側だけ通路を押さえることで、スペースを有効活用できます。比較的狭い部屋でも採用できるでしょう。

アイランド型は、キッチンが壁についていない状態で、どこからでも出入りできます。ただし、両側に通路を要するため、スペースを使うのが難点です。リフォームで採用するなら、ダイニングをはじめ、ほかのスペースとの相性を考えましょう。

このように、キッチンにはさまざまな形式があります。すべてのタイプをチェックして、住環境にふさわしいひとつを選んでみてください。

キッチンリフォームのポイント4つ

ここでは、キッチンリフォームの4つのポイントを紹介します。まずは、施工事例を参考にしてみてください。以上を踏まえて収納スペースの拡大、バリアフリー、見通しのよさを意識して、理想のモデルに仕上げましょう。リフォーム成功のヒントを、以下で見ていきます。

施工事例を参考にする

キッチンに限らず、リフォームを希望する場所があれば、該当箇所の施工事例を参考にしてみてください。住宅関連会社の公式サイトから画像を見られます。キッチンのでき方だけでなく、ほかのスペースとのつながりやデザインなども参考にできるでしょう。

施工事例のメリットは、完成状況や工事プロセスをイメージできることです。これからリフォームをする場合、どのように工事を進めるかを想定できます。また、完成時の画像からの連想で、理想のモデルを決められるかもしれません。

キッチンの施工を想定するなら、前例を参考にしましょう。このような事前情報が、理想のモデルにつながるかもしれませんし、工事の想定にも役立ちます。

収納スペースの拡大を試してみる

キッチンのリフォームでは、収納スペースの拡大を試してみましょう。収納スペースには、調味料や食料、器具など、さまざまな物を片づける必要があります。収納スペースが足りないと、物を収める場所に困るでしょう。物の量にちょうど合う程度が収納スペースの理想といえます。

とくに、収納が外から見える状態だと、衛生的な影響もあるでしょう。そのような場合にキッチンの環境を守るのがキャビネットであり、まとまった収納をすることも可能です。きれいに片づければ物を取り出しやすく、しっかりとした保管により衛生状態も守れます。また、冷蔵庫や食器棚の置き方も踏まえつつ、キッチンのレイアウトを総合的に考えましょう。

収納スペースが適切なら、キッチンをすっきりと見せるだけでなく、衛生環境にもつながります。冷蔵庫などの置き場所も考えながら、理想のスペースを作ってみてください。

バリアフリーを意識しよう

キッチンのリフォームでは、バリアフリーも意識しましょう。子どもや高齢者、体の不自由な方でも通りやすくするためです。とくに家族で暮らしている場合は、いつの時代でも安心して使えるようにしましょう。

たとえば段差がある場合は、リフォームで解消できる可能性を考えてみてください。段差の上り降りが面倒に感じたり、つまずいたりする人がいるためです。これによりケガをする人がいるかもしれないため、そうしたリスクをなくすために該当スペースを平面にしましょう。

また、座ったままの作業を想定するなら、調理台を低くして下にイスを収められるスペースを設けてください。これなら、疲れている方や高齢者の方でもスムーズに作業できます。このようにキッチンのバリアフリー化で、柔軟な環境を作れるでしょう。

見通しのよさを意識する

リフォームでは、見通しのよさも意識してみてください。すっきりとした見栄えによって楽しい暮らしを実現できますので、開放感をテーマにキッチンでの解決方法を考えましょう。

たとえば、キッチンのオープンスペース化が考えられます。吊り戸部分があれば取り払い、キッチンの向こう側を見えやすくしましょう。料理や家事をしながら、適度にコミュニケーションを取ることが可能です。

キッチンを含めて、見通しのよさは部屋全体の開放感につながります。余分な生活感を取り払い、心地よい暮らしを求めてみましょう。

キッチンリフォームにおける注意点

キッチンリフォームでは、さまざまな注意点があります。たとえば、梁の状態でリフォームの可能性が変わる点に注意です。またキッチンによっては、構造上置き場所を変えられません。リフォーム後のレイアウトを考えないと、施工後に思わぬ不便を強いられます。

キッチンリフォームで気をつけるべきことを、以下で3つ見ていきましょう。

梁に気をつけよう

キッチンリフォームでは、梁への注意が必要です。該当スペースに梁があると、レンジフードや吊り戸棚への干渉が想定されます。その場合、希望どおりにレイアウトを変えられない可能性があるので要注意です。

梁は、建物を支える部材なので取り除けません。こちらがデメリットにならないように、キッチンのレイアウトを考えましょう。リフォーム会社によっては、梁に対応したキッチンアイテムを扱っているので、こちらに相談してもよいといえます。

キッチンを作り替えるときは、梁との位置関係に気をつけながら、施工内容を決めてください。

構造上動かせないキッチンもある

キッチンによっては、構造上動かせないものもあります。電気の配線やダクト、給排水の位置によって、キッチンの間取りを変えられない可能性に注意が必要です。

たとえば、給排水用の配管は水を流すために必要とされますが、キッチンの場所を変えると勾配をつけられなくなる可能性もあります。以上の制約があると、大幅なレイアウト変更を望めません。またキッチン近辺の壁によっても、構造上撤去できない可能性があります。

このようにキッチンは、関連部品との位置関係が重要です。以上を崩さない範囲で、リフォームプランを考えましょう。

リフォーム後のレイアウトを事前に考えておく

リフォーム後のレイアウトにも気をつけてください。よく考えないと、施工後に不自由な点が見つかるかもしれません。そうなると、リフォーム後の結果に納得できないでしょう。

たとえば、ゴミ箱や冷蔵庫などの置き場所を考えていないと、リフォーム後に使いづらくなる可能性もあります。あとから物を置くことで、キッチンが狭く感じるかもしれません。

以上を踏まえて、キッチンの作り替えだけでなく、周辺のスペース確保が重要といえます。水回りとして有効活用できるように、該当スペース全体を見直してみてください。

まとめ

マンションに住んでいてキッチンのリフォームをするときは、置き方と形式の組み合わせを慎重に決めましょう。構造を考えてキッチンを動かしたり、作り替えたりできる範囲を検証してください。

施工内容を決めるには、以上の取り組みが大切です。マンションの管理会社や不動産会社、リフォーム業者などとの相談も交え、解決策を整えましょう。

「株式会社NumberSecond」は、東京都港区青山を中心に、水回りの工事を手がけております。キッチンに関するお悩みがあれば、ぜひご相談ください。リフォームをはじめ、最適な解決方法をお届けします。