マンションの水回りリフォームにおける基礎知識とは?注意点もご紹介!
マンションの水回りはそれぞれ使用頻度の高い設備となりますので、経年劣化などによるリフォームを検討することもあるでしょう。最新設備にすることで利便性も向上するため、満足度の高いリフォームになります。しかし、深い考えなしで水回りリフォームを行うと、失敗してしまう恐れもあるのです。
そこで今回は、マンションの水回りリフォームにおける基礎知識や注意点についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
マンションの水回りリフォームで知っておきたい基礎知識
マンションの水回りリフォームを行う前に、まずは水回りそれぞれに関する基礎知識を見ていきましょう。どのようなリフォームにするのかの参考にもなりますし、最適化するために欠かせない知識となります。
キッチンの基礎知識
まずはキッチンに関する基礎知識では、配置方法のバリエーションが挙げられます。一般的な配置としては「壁付け」という壁面に沿って設置するタイプが人気です。ダイニングキッチンのスペースを広く使えるのが特徴といえます。
また、近年では、家族とのコミュニケーションの取りやすさも重視する傾向にあるため、キッチンからダイニングとのコミュニケーションが取りやすくなる「ペニンシュラタイプ」や「アイランドタイプ」も人気です。
どのタイプにするのかを決めるためには、コンセプトを先に明確にするといいでしょう。空間としての広さを重視するのか、家族とのだんらんを楽しめることを重視するのかを決めることで、タイプが決めやすくなります。
お風呂の基礎知識
お風呂に関する基礎知識では、2つのタイプの特徴を理解しましょう。まずは「ユニットバス」です。これは浴室のスペースに対して、既製品のユニットバスを組み込むタイプになります。カタログやショールームでデザインなどをチェックし、気に入ったものを選ぶだけなので簡単です。組み込みも非常に簡単ですので、数日で工事が完了しますし、コストも低くなっています。
もう一つが「在来工法」です。これは既製品ではなく、浴槽から壁面、天井などすべてに対してオーダーできるタイプとなります。こだわりがある方や、オリジナルのお風呂にしたいという方におすすめです。他のマンションとの差別化を図りつつ、コスト面も考慮しながらどちらにするのか決めるといいでしょう。
トイレの基礎知識
毎日欠かさず使うであろうトイレですが、バリエーションはないと思われている方が多いでしょう。ところが、トイレも着実に進化をしており、いくつかのバリエーションが存在します。
昔ながらのベーシックなタイプが「組み合わせ型」です。タンクと便器を組み合わせた構成になっています。その後に登場したのが「タンク一体型」です。タンクと便器が一体型になっているため、デザインもまとまっており、掃除がしやすいなどのメリットもあります。最新のタイプとなるのが「タンクレス」です。水道と直結させることでタンクを不要にし、スタイリッシュかつ利便性を向上させています。
洗面台の基礎知識
洗面台における基礎知識では、3つのタイプが存在している点がポイントになります。洗面ボウルと収納のキャビネットが一体型となっている「ユニットタイプ」が一般的です。
そのほかにも、水栓金具や洗面ボウルなど一部のパーツをオーダーできる「システムタイプ」や、フルオーダーで理想の洗面台が実現可能な「カウンタータイプ」が存在しています。見た目だけでも好みにすることで、毎日の利用が楽しいものになるでしょう。コスト的には、ユニットタイプが最も抑えられます。
マンションの水回りリフォームのポイント
マンションの水回りリフォームのポイントとして、以下の2つが挙げられます。こちらを踏まえると、コストパフォーマンスの高い水回りのリフォームが可能となるでしょう。
メーカーにこだわる必要はない
水回りの設備には、大手のメーカーが複数社存在しています。ネームバリューを考えるとそれらのメーカーにするべきではないかと思ってしまいがちですが、コストをできるだけ抑えるのであればメーカーにこだわる必要はありません。水回りとしてのデザイン性や機能性が損なわれないのであれば、メーカーは二の次です。
しかし、大手メーカーが現在その地位を確立しているのには理由があります。やはり、長年品質などに対して多くの支持を受けていることが、理由の一つとして挙げられるでしょう。そういった意味では、メーカーにこだわることも決して悪いことではないのです。
あくまでも費用をなるべく抑えるのであれば、メーカーにこだわる必要はないといえます。費用面だけでなく、実際にショールームなどで確認をしたうえで、最終的にどれにするのかを決めるといいでしょう。
水回りはまとめて工事をする
水回りはまとめて工事をするというのも、リフォームにおけるポイントとして挙げられます。その理由としては、まず作業やコストを集約できる点です。
水回りは基本的に隣接していることが多く、まとめて作業をする場合には1日ですべて完了できるケースも出てくるでしょう。しかし、依頼を分けてしまうことで、1日で完了できるはずの作業を数日間行わなければならなくなり、結果的に費用などのコストが多く発生することになってしまうのです。
そのほかにも、二度手間になってしまうことも予想されます。水回りの設備は耐用年数が近いため、たとえば今回はトイレだけのリフォームと限定した場合でも、五月雨でお風呂や洗面台などのリフォームをする必要が出てきてしまうかもしれません。いつまでもどこかしらの水回りをリフォームしているという悪循環に陥ってしまう恐れもあります。そのため、あらかじめ水回りをひと通りリフォームすることが確定しているのであれば、まとめて行う計画がおすすめです。
マンションの水回りリフォームにおける注意点
マンションの水回りリフォームでは、いくつかの注意点が存在しています。リフォームで失敗してしまうことがないように、それぞれ注意しなければなりません。難しいことではないので、忘れずに実践することをおすすめします。
金額ばかりを重視しないようにしましょう
コストダウンばかりに注目してしまうと、質が落ちてしまうという結果になることもあります。せっかくのリフォームにも関わらず、快適性などがイマイチでは住民の方も不満を感じてしまいやすくなるでしょう。コストをできるだけ抑えることは大切ですが、不満が出やすい環境になってしまっては本末転倒です。金額だけでなく、機能性や快適性なども考慮したうえで、総合的に判断をすることが重要となります。
水回りは一度リフォームすると、10年近く使い続けていく設備です。つまり、失敗してしまうとそれが10年以上も影響してしまうことになります。水回りはどれも毎日使うほど重要な設備ばかりですので、将来的なこともしっかりと考慮しつつ、ベストな選択ができるように心がけるといいでしょう。
必ず2社以上の見積もりを取りましょう
水回りのリフォームを行う場合には、必ず2社以上の見積もりを取りましょう。見積もりを依頼する場合には、現状や要望を伝えるという手間が発生するため、できるだけ早く依頼先を決めてしまいたくなってしまうものです。しかし、相場よりも高い費用が発生してしまったり、仕上がりのクオリティに納得できなかったりするなど、後悔する結果になってしまうことだけは避けなければなりません。
同じ内容で複数のリフォーム会社に見積もり依頼をすることによって、金額だけでなく担当の方の対応内容なども比較できます。1社だけでは不満を感じなかったとしても、複数と比べることで見えてくることも少なからず存在するのです。最適なリフォームを実現するためにも、面倒に思わず複数の会社に見積もりを依頼するようにしましょう。
まとめ
マンションの水回りリフォームを行う前に、水回りそれぞれの基礎知識として種類などを把握しておくといいでしょう。その中から、マンションにとってベストと思えるリフォームを行うべきです。
水回りのリフォームは配管なども関係する設備ですので、まとめて工事を行うとコストや工期を最小限に抑えることが可能となります。費用を抑えたうえで、満足度の高いリフォームを実現させましょう。
「株式会社NumberSecond」は、マンションのリフォームや水回りの工事などを行っております。専属の職人2名体制で行うハイブリッド施工が特徴です。5年間の施工保証も行っておりますので、マンションの水回りリフォームを考えている方は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。