2023年02月26日

マンションの水回りを長持ちさせるために!メンテナンスのポイントを解説!

マンションの水回りを長持ちさせるために!メンテナンスのポイントを解説!

水回りは毎日欠かさずに使う場所のため、劣化が激しい場所です。水回りの異常は、生活に支障をきたすと言っても過言ではありません。この記事では、水回り機器の寿命やメンテナンスのポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

水回りの機器の寿命について

水回りの機器のメンテナンスについて解説する前に、水回り設備の耐用年数について説明していきます。

キッチンの耐用年数

キッチンの耐用年数は、15年から20年ほどです。使い方によっては、10年ほどでダメになってしまう場合や、20年以上も使える場合があります。

料理の際に生じた油汚れを放置したり、汚れを排水溝にそのまま流したりしてしまうと、キッチンや排水溝の汚れにつながるため、掃除などの定期的なメンテナンスが必要です。

お風呂の耐用年数

お風呂の耐用年数は、10年から15年前後です。キッチン同様に、使い方次第で前後する場合があります。

お風呂場は浴槽に問題がなくても、コーキング材の剥がれや天井・壁にカビが生えてくるなど、周囲に問題が生じるのです。対応としては、こまめな掃除や換気を行って汚れを防ぎ、カビや雑菌の繁殖を防ぐことが挙げられます。

トイレの耐用年数

トイレの耐用年数は、約10年から15年です。便器自体は一般的に陶器で作られているため、比較的長い耐用年数を誇っています。

ただし、お風呂と同様に、周囲の環境に注意しましょう。天井や壁の他に、水が流れるパイプにも注意する必要があります。パイプの劣化は、水漏れなど大きい問題に発展することがあるため、定期的な点検・メンテナンスが不可欠です。

洗面台の耐用年数

洗面台の耐用年数は20年ほどです。大理石や陶器などの素材が使われており、汚れがつきづらく、衝撃に弱いという特徴を持っています。

キッチンやお風呂、トイレに比べると、汚れたものを流す機会が少ないため、排水管が劣化しづらいです。しかし、棚や壁などの隙間にホコリや汚れが溜まりやすいため、カビや雑菌の繁殖を防ぐためにもこまめに掃除や除菌をする必要があります。

給湯器の耐用年数

忘れがちなのが給湯器で、10年前後使用することが可能です。給湯器が故障してしまうと、お湯が出なくなり、生活に支障が出てしまいます。

また寒冷地の住宅の場合、水道管の破裂にもつながってしまうのです。水道管の破裂は最悪の場合、他の部屋にも影響を出してしまうため、注意しなければなりません。給湯器の耐用年数は他の機器に比べて短いため、他の機器を交換する際に一緒に交換することもおすすめです。

マンションにおける水回りのメンテナンスの必要性

水道設備をきちんとメンテナンスし、定期的に点検しておくことはとても大切なことです。メンテナンスを行うことで、上記で説明した耐用年数を超えて使えます。

また、定期的なメンテナンスは、配管の破裂や水漏れの防止にも効果的です。とくに水道管の破裂は、マンションに対しても大きなダメージを与えてしまいます。これらを予防するためにも、メンテナンスは必要な作業です。

水回り周辺の配管の仕組みを理解する

メンテナンスに取り組む前に、水道の基本的な仕組みについて理解しておくとよいでしょう。給水設備は、基本的にパイプの中に水を通します。水を自由に流すためには、パイプの内部を綺麗に保つことが必要です。

しかし、給湯器をはじめとする水回りの機器によって、パイプの中に汚れが蓄積してしまいます。パイプに汚れが溜まってしまうと、水の流れや動作の効率が悪くなり、結果的に経済的な負担につながってしまうのです。

水回りのよくあるトラブルとその対処法

水道のメンテナンスにはさまざまなポイントがありますが、中でも重要なのが以下の3つです。

  • 詰まりの解消
  • 水漏れの修理
  • 機器の交換

詰まりは、配管内に溜まったゴミなどさまざまなことが要因です。水漏れは、マンションにとって大きなダメージを与える可能性があります。他の部屋を守るためにも、無駄な修理代を払わないためにも対処が必要です。

また、給湯器などの機器に不備が生じた場合も適切に対応しましょう。最新の機器にすることで、電気代の節約になる場合があります。最新の機種を調べてみるのもよいでしょう。

マンションの水回りリフォームにかかる費用

ここからは、マンションの水回りのリフォームにかかる費用について解説していきます。

キッチンについては以下のとおりです。

  • システムキッチン交換:50万から150万円程度
  • キッチン移動:20万から250万円程度

お風呂に関しては以下のとおりです。

  • ユニットバス交換:50万から150万円程度
  • 在来浴室をユニットバスに交換:65万から150万円程度

トイレは以下のとおりです。

  • 洋式から洋式に交換:15万から50万円程度
  • 和式を洋式に交換 15万から60万円程度

洗面所は以下のとおりです。

  • 洗面台交換のみ10から50万円程度
  • 洗面所全体の工事:20から50万円程度

以上が、基本的な水回り機器の交換にかかる費用です。業者や選ぶ機器のグレードによっても、金額は上下します。

水回りリフォームのセットプランについて

上記の水回りに関する工事をすべて行うとなると、100万円から200万円ほどの費用がかかります。「すべて変える必要があるが、費用が厳しい」という方もいらっしゃるでしょう。

そこでおすすめなのが、水回りセットプランです。業者にもよりますが、セットプランは各種工事をひとまとめに行うことで、費用を抑えられるプランとなります。

キッチン、お風呂、トイレ、洗面台の4点セットをそれぞれ購入すると、スタンダードなグレードでも150万前後の金額が必要です。しかし、セットプランを利用すると、100万円前後の金額でリフォームができるため、一度検討してもよいでしょう。

セットプランの注意点

ここでは、セットプランの注意点について解説していきます。セットプランの注意点は大きく分けると「選べる機器の種類が少ない」「工事のできる範囲が決められている」の2種類です。

セットプランはかなりお得なプランですが、メーカーや商品を自由に選べません。使い勝手の悪い機器を取り付けてしまうと、20年前後も我慢して使い続ける必要があるため注意が必要です。

またセットプランは、基本的に設備の入れ替えが主な工事となります。部分的な修理で済む場合であっても、入れ替え工事をしなければならないため、余計な費用がかかってしまう場合に注意が必要です。

水まわりリフォームで業者を選ぶ際のポイント

最後に、リフォーム業者を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

業者の得意工事と自分の理想があっている

まず大切なことは、業者がどんな工事をしてくれるのかという点です。リフォーム業者と一言で言っても、得意分野の違いがあります。水回りが得意な業者や床・壁の張り替えが得意な業者など、実にさまざまです。得意な工事の方が安心して工事を任せられます。

ヒアリングをしっかり行う

リフォームをする場合、機能や使い勝手などの求めているものや、支出や抱えている不安などの悩みごとがあります。依頼主の希望を聞きながら、適切な購入価格のプランを提案してくれる業者を選びましょう。要望を聞いたうえで、コストを考慮したプランを作ってくれるところは、責任あるリフォーム事業者と言えるでしょう。

担当者との相性がいい

リフォーム業者と依頼主をつなぐのが担当者です。担当者と仲がいいと、細かい要望を言いやすかったり、不安な点を気軽に聞きやすかったりします。いくつかの業者で悩んだ場合は、担当者との仲のよさで決定してもよいかもしれません。

まとめ

水回りは、何かあったときの対応はもちろん、日々のメンテナンスが必須です。水回りはカビや雑菌が繁殖しやすいため、こまめに掃除を行いましょう。そうすることで、キッチンやお風呂など、耐用年数を超えて使い続けることも可能です。

もし、すでに機材の不調や不具合を感じている場合は、点検を行いましょう。早いうちにわかっておけば、部分的な修理で済ませられ、費用を抑えることも可能な場合があります。また、リフォーム業者を選ぶ際はしっかりと精査し、より良い業者の選定に努めましょう。

私たち「株式会社NumberSecond」では、水回りのリフォームを中心に行っています。専属の職人によって、他社に真似できないスピードで工事を行います。メーカー認定・登録店ならではの職人技で、あなたのお家を快適にしませんか。